HIKKOSUHERASU

国際同居からのお引越し〰

国際同居のメリット・デメリットとは?

国際同居って、どうなの?

 

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我が家は国際結婚組(夫中華系シンガポール人、私日本人)で、

自分たちの家(HDBという公団住宅)への入居を待っていることもあり、

夫の家族と期間限定の同居をしております。

 

同居しないからこそのメリット・デメリットもあるとはおもいますが、

うちは現在進行形でしちゃっているので(せざるを得なかったので)

その視点で、こんなことよかったなー、うーんここちょっとなー、ということをちょっと書いてみたいと思います。

 

ちなみに、同居開始から四年半たちますが、私の精神状況のうつりかわりとしては

 

ドキドキ、仲良くできるかな、期

ほー、なるほどー、期

うううーん、期(こどもが生まれたばかりの頃)

いいんだけど、いいんだけど、早く!自分の家がほしい!の波が時に来る期

まあ、いいことも悪いこともあるけど、おおむね良好、ありがたし!期(現在)

 

てな感じで、うーんと思うのは(月ごとにも波がくるから^^;)大体ホルモンバランスのせいかな? という感じです。

もちろん、今おおむね良好と感じられているのは、義家族が超絶優しく理解ある人々だということも影響しております。

 

よかったな、と感じていること

子供、自分の言語

一番大きいのは言語獲得に関して。
私は日本語英語、夫は日本語英語中国語、

他の家族は英語中国語で意思疎通ができます。私は基本子どもに日本語で話しかけ、夫は全部、他の家族は中国語英語で話しかけます。

で、もちろん子どもはゼロから言葉を獲得していくのですが、

中国語に関しては私も子どもと同じ状態でスタートし、ちょっとは成長しています

(成長のスピード、熟達度は子どものが上だけど)

私は能動的に中国語学習はしてこなかったけれど、(嫁として全く威張れない)

それでも あ、今ご飯の話してるなー、とか仕事の話してるなーくらいはなんとなくわかるようになりました。
なお私の中国語レベルに関しては、話せなくて危機的状況に陥ることがないため、

(ちょっと恥ずかしいなと思うことはないでもないのですが)

これからよほどなにかおこらない限りこのままかと思います。

 

異文化理解

食べて良いもの悪いもの、洗濯物の干し方、産褥期の過ごし方、離乳食やミルクのタイミング、家具の移動、順不同

ありとあらゆる事で、互いにギョッとすることがあります。

それはちょっとあかんわ〜と言われると複雑な感情になることもあるのですが、

この国の多くの人が同様に思うであろうことをハッキリと言ってもらうチャンスとかその種って、留学や仕事で自分で独立して生活してたらあまりないかも、と。

洗濯ものの干し方とかも、例えば我流でやってたら近所の人に「あそこのうちは…」と思われたり、お義母さんが教えなかったんかしら?と思われるかもしれません。

(こういう他人の目を気にするところ、日本人的ですが、案外なんにもおもわれなかったりして笑)

色々と教えてもらう機会があることは、ありがたいことだな、と最近思えるようになりました。(でも、思えないときも、あるかもしれない…)

 

その国の人々の普段の暮らしをしり、年中行事を楽しむことができる

普段の食卓の様子、夕食後の過ごし方、週末の過ごし方、もちろん家庭により様々かとは思いますが、ホームステイなどの機会でもなければみることができなかった普段の暮らしぶりがわかります。

夫は日本の生活にも慣れているけれど、シンガポール人としてどのような暮らしを当たり前に過ごしてきたかを見ておくことは、いきなり自分たち二人だけで生活し始めるより、すり合わせがしやすいかも、と思いました。

一日二回シャワー浴びるとか、電子レンジを嫌悪してるから使ってはいけないとか(これは個人の問題か)聞いてないもん。

また、この時期に月餅を食べるとか、ドリアンはこの時期にでまわるとか、旧正月の親戚周りの際に紅包(ホンパオ、アンパオ、お年玉のこと)を誰にどのくらい包むといいか、冬至(確かね)に湯圓(タンユエン、中華風白玉団子)を食べるとか、誕生日の朝に紅鸡蛋(ホンチータン、食紅で色を付けた卵)を用意してあげるとか、(食べるのばっかり)

お義母さんが家族のために年中行事の際に何をしているか、同居だからこそ知れたと思います。

私がお正月(のおせち)に心ときめかせているように、この国の人がこういう行事でほっとしたり自分のルーツを感じたりするんだな、と間近で見られるのはなんだか嬉しいものです。

 

義理家族との繫がり

私は超絶シャイですので、FBすら義理家族とつながっておりません。

今同居していて、家族とめちゃくちゃ話すかどうかといわれれば、

お義母さんとは家事のことやらなんやらよく話すけれど、

テレビドラマ一緒に見ておーとかあーとか言ったり、ニュースで日本のことを言ってるときにおーいでてるぞとか言われたり、ほんとたわいもない感じです。が、

別居してたらそれすらもなく、ますます打ち解けにくかったかな、と。

言葉を交わすのでなくても、普段の行動でお互いどんな性格か、とか、なんとなくわかるようになって、いろいろと頼れる存在がいてありがたいな、と感じるようになりました。

はじめから別居?してたら、家族と話すのなんて土日にごはん一緒に食べに行くときとか、もし仕事してたら子供の学校終わりにおじいちゃんおばあちゃん家で預かってもらって、引き取りに行くときぐらいしかなかったかもしれません。それから旧正月とかの年中行事とかね。

そういう機会にに仲良くなれる努力をすればいいだけの話なのですが、シャイな私には、この普段の生活の中でなんとなくお互いを知っていく、の方が性に合っていたようです。

 

孤育て、になりにくい

人が多いのでこどもの面倒は見てもらえるし、自分が面倒みているときも、周りの目があるとキーっとなっても感情をセーブしやすい、とか、頑張っている自分を誰かに見てもらえているだけで救われる感じがします。余裕が持てる気がする。

こどもも、それぞれの大人が違うこと言うときあるけど、そういうのが社会だなってなんとなく体感しているだろうし、だれかに怒られても他のだれかに慰めてもらえばいい、という逃げ道があるというのはいいかな、と。

 

間食をしにくい

やっぱり、ほら、かっぱえびせんとかあんまりお義母さんの前でぽりぽりやりにくいやん?(不在時に思いっきり色々食べてる)

なので体重増加をセーブ、できている、のかな。。。

でもお義母さんがいろいろ3時のおやつ買ってきてくれますけど。ね。

 

最後二つは国際同居に限ったことではないと思いますが。 

 


うーん、と感じていること 

夫の子育て意欲がちょっと下がる?

夫が子育てで義母に甘えすぎちゃうんか?と思ってしまう(→わたしもめちゃくちゃ甘えてますがね)

孫の面倒見させてあげるのが親孝行なんや、と仰りますが、自分のこども、親に任すなー!(でも親がいないときは非常にいいお父さんっぷりだと思います。だから余計にね。)

 

料理が好きなようにできない

冷蔵庫のスペース問題で、食材や調味料があまり置けなく、好きなように料理をするのは難しい。だから、冷蔵庫に並々ならぬ理想を抱いております。

hikkosuherasu.hatenablog.com

 

 一人になれる場所がない

キーっとなって、どこかで一人でしくしく泣きたい、と思っても、せいぜいお風呂場でシャワー浴びるふりして、って感じです。

昔はこれが理由で早く自分の家がほしい!と思っていたなぁ。

 

間食ができない 

またこれ、食いしん坊。間食を、やっぱりこっそりしたいんだよね笑 時にジャンクフードとかね。

 

デメリットの方は、国際同居、だからというよりも普通の同居でありそうなことばかりですね。

 

異文化問題でもちろんうーんとなることはあるのですが、郷に入っては郷に従えといいますし、こちらのしきたりや一般常識を教えてもらうチャンスだと思うようになってから、それ関係できーっが長引くことは少なくなったと思います。

 

というか、ある時から、一緒に住むって、(もちろんどちらかが相当世間から離れてる場合もあるかもしれないけれど、)

どちらかが悪いから、ではなく、どちらも悪くなくても、違う考えを持った人間が一緒に生活するんだから、すべてにおいてうまくいくのは難しい、と気付いたというか。

どっちかが絶対、という思いを持ってしまうのは危険だな、と思います。

 

 

 順不同でかきましたが、(国際)同居を控えている方に、少しでも明るい気持ちで同居スタートしてもらえたらと思います。