HIKKOSUHERASU

国際同居からのお引越し〰

物は片付けても、残したいモノ

とある本との出会い

 

この2,3日、大量に本を購入しています。
いつもならこの時期は日本に帰国して、古本屋巡りして子どもの絵本を買いあさるのですが、今年はそうもいかず。
シンガポールにいる方から絵本を譲り受けられないか調べたら、運よく(絵本はすぐにお譲り先が決まる!)計40冊ほど手に入ることになりました。先輩ママ様、本当にありがたい。

早速いただいてきた第一弾の「かいけつゾロリシリーズ」に長男は夢中です。文章を読んでいる、というよりは、絵を読み込んでいる感じだけれど笑。

 

  

私の方も、Kindle Unlimited(月額980円)に加入していて、読む月読まない月様々ですが、今月は結構読むほう。昨晩見つけた本がよくて。

喜多川泰 著 「運転者 未来を変える過去からの使者」

 

運転者 未来を変える過去からの使者

運転者 未来を変える過去からの使者

  • 作者:喜多川泰
  • 発売日: 2019/04/02
  • メディア: Kindle版
 

 

「人生を終えるときに、少しでもたくさんの恩恵をこの世に残す。」

…というようなメッセージ。

子どもの昼寝中に2時間もかからず読めたので、ぜひ読んでみてほしいのですが。

私はこの著者の本を読むのが初めてだったけど、他の本もどうやらこういう系統なので読んでみたいなーと思いました。

すごく共感できるメッセージ。

 

人生が終わる恐怖に対して、どう立ち向かうか

 

LINEで「朝日中高生新聞ダイジェスト」というのを購読していて、時々目を通しているのですが、
その中の「ヒャダ兄さんがノリノリで相談にノリますよ?」というコーナー。

日本を離れて久しい私はヒャダ兄さんが何者かもよくわかってないけれど(ヒャダインさんという音楽クリエーターらしいですね。)、時々興味を惹かれるトピックの時に読んでいます。

その中で、特に印象に残っていた記事。探したら見つかった。
(探し当てて1年以上も前の記事だったことにびっくり!)

 

「あっという間に人生が終わる恐怖」2019年2月11日

https://news.line.me/issue/oa-asahikids/40037513a8cf

 

死ぬのが怖い。私も。死んだらどうなるか怖くて、考えるの放棄している感もある。

そんな思いをずっと抱えているから、そういう 中高生の声に他の大人はどうやって答えるのかしら?答えを持っているのかしら?私の悩みも晴らしてくれないかしら?と、思わずそのお悩みに対する回答を読みすすめました。

回答の最後の方のほんの短いメッセージだったんだけど、なんだか、救われた気分になって、それからずっと心のどこかで意識しています。

 

「人生で世の中に何か刻むことができたら、歴史に何かを刻むことができたら、不安はなくなると思う。歴史に刻むというと大仰だけど、歴史的人物になれ、てことじゃない。

誰かの心に、誰かのために何かをのこすことができたら、安心して未来を任せられるよ。」

 

自分が生きていた証が残っているということ、誰かに覚えてもらえているということ。

本当に、それで安心できるな、とすーっと腑に落ちたというか。

自分ひとりの世界に行くことにフォーカスしていたからすごく恐怖を感じていたんだけども、残される人や世界の方に目を向けたらびっくりするほど穏やかな気持ちになった。

 

自分はなにをのこせるか?

 

子どもを産んで育てることができていること。それが私の人生で一番良かったと思うこと。わかりやすく私が生きていた証です。

でも子孫繁栄とかだけじゃなくて、他にも、例えば関わった人に何かプラスの影響を与えたり、少しでも幸せな気持ちになってもらったり。それだけでいいと思う。

 

先日祖母が亡くなる前にも、このことを思い出して、「おばあちゃんに教えてもらったこと、ちゃんと覚えてるからね」と送り出すことができた。
本当に、大正生まれ(明治生まれかと思ってたけど調べたら大正だった!)の祖母はきちんとしていて、厳しさとやさしさと兼ね備えた話をしてくれて。大人になってからの会話で、何て上品な物の伝え方をする人だったんだ、と気づいて、びっくりしました。

私は人にそう思ってもらえるような生き方をしているだろうか?恥ずかしながら…否。
でも少しでも人に見せて恥ずかしくない姿の割合を多くしたい。

 

「運転者」の本を読んで、ヒャダ兄さんの記事をまた思い出し、
少しでも世界をいい方向にもってけるように、周りの人を幸せにできるように、行動したいと思いました。

 

我が家の5歳児を夢中にしている「かいけつゾロリ」の作者の原ゆたか先生もまた、ゾロリシリーズを60冊以上書かれていて(おもしろくて私も子どもに負けじと読んでいるのですが)、これだけ作品を生み出せるパワーがすごい。

間違いなく多くを残してらっしゃる。

 

私も、小さいことだけどリサイクルとか。
夫へのマッサージとか。
ワードの勉強をして、次の人が編集しやすいように文書を書く、ってのも私にとってはその行動の一つとしてカウントできる。

 

ともかく、何か、人様のお役に立てることをしよう。